入居・入所までの流れ

施設探しからご入居・入所まで何をどのように準備するかを確認しましょう!

①自分の希望や条件を整理する
 自分の入りたいまたは大切なご家族を任せたい施設を探す前にご自身またはご家族の様々な希望や情報を整理する必要があります。せっかく希望しても施設の対応や体制的に受入れ不可能な場合もあります。まずは自分のアセスメントから始めましょう!

②資金計画を立てる
 施設の入所は場合によっては終の棲家となることもあります。長い期間の入所の場合は相当の費用が掛かることになります。きれいな施設だから・立派な施設だからと無理をして入居すると入居が続かず結果的に他の施設を再度探さなければならないこともよくある話です。

③入居・入所時期を確認する
 病院から突然〇〇日までに退院予定だから施設を探してくださと言われることもあると思いますが、できれば最低3ヶ月ほど余裕をもって施設を探すことをお勧めします。3ヶ月あれば複数の施設を見学することの可能ですし、事前にいろいろと相談することもできます。もちろん急な施設探しにもしっかりと対応しますのでお気軽にご相談ください。

④情報を収集する
 情報を収集する方法としては、役所の福祉課などの関係機関での相談、直接施設からパンフレットを取り寄せる、インターネットで施設を検索するなどがあると思いますが、複数の施設を比べて見たいときには大変な手間となります。そんな時は、施設の紹介会社に相談するのも一つの方法です。紹介会社は、あらゆる施設の空き情報・特色・受け入れ体制など様々なデータを持っています。もちろん!「キョーワケア」もぜひご活用ください!

⑤希望する施設へ直接または紹介会社経由で見学・面談日程の調整をする
 情報収集である程度希望の施設が決まったらぜひ施設見学の予定を立てましょう。パンフレットや画像だけでは施設の雰囲気や職員の対応・実際に入所されている方々の様子は分からないものです。また施設見学は一施設だけでなく比較できるように複数施設を見学することをお勧めします。仮に急いで施設を決めなければならなくても時間の許す限り複数の施設を見学するようにしましょう!

⑥保険証等の現状確認
 施設見学の時に必ずと言っていいほど保険証類の確認を求められます。まだ入所を決めたわけでもないのに「なぜ?」と思われるかもしれませんが保険証の確認は入所費用の見積もりに必ず必要なこととなります。要介護度はいくつなのか?医療費の負担割合はいくつなのか?福祉給付金資格者証などの減免対象の保険証類を持っているのか?を確認することは入所費用総額の費用算定にとても関わることなのでより詳細に費用の見積もりをお願いする時は必ず保険証類を持参してください。また障がい者手帳をお持ちの方である一定の等級以上の方は施設によっては障害サービスを受けることができるかもしれないので持参することをお勧めします。

⑦見学・面談の実施
 見学日程が決まったら当日に施設から聞きたいことをまとめておきましょう。費用の事、食事の事、排せつの事、入浴の事、医療的ケアの事、レクや娯楽の事など箇条書きでもよいので準備をしておくと入所を決定する際の比較検討資料にもなります。

⑧入居・入所意思の決定
 見学を終え情報の整理が終わったら入所する施設を決めましょう!ただし焦りは禁物!施設の空きがないからと十分に吟味しないまま施設を決めると後から「話が違う」とトラブルになることもあります。また対応するご家族が多い場合は、できる限り話し合われることもお勧めします。

⑨必要書類の準備作成や物品の購入
 入所が決定したら事前に指定された書類の準備や作成をしましょう!また入所時に別途必要な物品がある場合は購入し入所日に慌てて購入することがないようにしておきましょう!

⑩入居・入所当日の搬送・交通手段の確認
 入居・入所当日はどのような手段で施設まで行くのか確認と介護タクシー等が必要な場合は事前に予約が必要になります。特に病院から退院し施設に入居・入所する場合は、病院のケースワーカーさんが予約するのか自分で予約するのか確認しておくとよいでしょう。

⑪身元保証人の確認
 施設の入居・入所契約書を取り交わす際ほとんどの場合身元保証人が必要となります。複数のご家族にて対応される場合は、誰が施設契約の身元保証人となるのか決めておくようにしてください。

⑫契約及び入居・入所
 契約に関しては入居・入所前に取り交わす場合と入居・入所当日に取り交わす場合と様々です。契約書及び重要事項説明書などは非常にボリュームのある内容の書類となります。また施設の形態によっては施設外の外部サービスを利用することもあると思いますがその場合も契約が必要になります。そのため契約に要する時間は数時間にも及ぶことがあるため十分な時間を取って契約に臨むようにしてください。